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Keypasco、大日本印刷株式会社(DNP)と提携しAI時代の「トラストアイデンティティプラットフォーム」実現に向けて協業開始

Keypasco and DNP representatives
KeypascoとDNPの交流記念写真。左から:Tadashi Aoyagi、Hiroshi Umeno、Cindianne Lin、Chengi Lin、Masaki Kasai、Takashi Yano、Masanori Kimura、Yuta Makino。

Zero Trustサイバーセキュリティおよびデジタルアイデンティティ検証ソリューションのリーダーであるLydsec Keypasco Digital Technology Company Limited(以下「Keypasco」)は、大日本印刷株式会社(TYO: 7912、以下「DNP」)と、人やAIエージェントによるデジタルサービスの安全な利用を支える「トラストアイデンティティプラットフォーム」の実現に向けて協業を開始しました。

本協業の一環としてDNPは、両社の技術・ノウハウを組み合わせた「DNPマルチトラスト認証」を2026年11月に提供開始します。本サービスは、個人の「身元確認(Identity)」、端末の「デバイス認証(Device)」、そして「取引検証(Transaction)」を三位一体で統合し、新たな信頼のインフラを構築します。

具体的には、FIDO認証や高度なデバイス管理、さらに行動認証技術を統合することで、「ゼロトラスト」の標準的な防衛線を提供します。これにより、金融機関は経営上の最優先課題である「顧客資産の保護」と「パスワードレスによるユーザー体験(UX)の向上」を、高次元で両立させることが可能となります。

また今後は、AIエージェントも含めた統合的な認証プラットフォームを目指します。

1. DNPマルチトラスト認証:ID・デバイス・取引の多重防御メカニズム

本協業により提供されるサービスは、DNPの厳格な本人確認技術とKeypascoの革新的なデバイス認証技術、そして行動検証技術を高度に融合させています。顧客ライフサイクルの全フェーズ(口座開設、ログイン、情報変更、送金・決済)において、多重的な防御を実現します。

技術要素 提供価値 カバーする領域
eKYC / JPKI 公的個人認証に基づく厳格な身元保証 口座開設、契約締結時の本人確認
FIDO認証 / デバイス識別 パスワードレスかつ「端末の特定」による確実なアクセス制御 ログイン認証、アクセス管理
RBA / 行動検証 リスクベース認証とユーザー行動パターンの分析による異常検知 不正アクセス、なりすましの監視
OoB取引検証 通信経路を分断した取引承認(Out-of-Band) 振込・決済、中間者攻撃(MitM)リスク低減

この統合ソリューションの戦略的優位性は、セキュリティ強度の向上と快適なユーザー体験を相反させない点にあります。ユーザーは煩わしいパスワード管理から解放され、一方で銀行レベルの強固な保護を意識することなく享受できます。このように、AI時代の金融サービスにおけるセキュリティ強化と利用者の利便性向上を支援します。

2. 未来への展望:「KYA(Know Your Agent)」への進化

両社のロードマップは、現在の「人間」による操作の保護に留まりません。今後、ユーザーの代理として自律的に行動する「AIエージェント」が経済活動の主体となる未来を見据え、新しいアイデンティティ概念である「KYA(Know Your Agent)」の構築を推進していきます。

KYAは、DNPの強みである公的個人認証(JPKI)を基盤に、自律型AIエージェントの実行エンティティ、認可関係、操作権限、そして改ざんされていない実行環境を多角的に検証する次世代の枠組みです。これは、AIが実社会で正当な権限を持って活動するための「信頼のアンカー(楔)」として機能します。本協業を通じて培われるID・デバイス・行動検証の技術こそが、人間とAIが共存するデジタル社会における不可欠なインフラを支えることになります。

3. リーダーシップ・コミットメント

本協業の締結にあたり、両社は市場に対して強固な協力体制を表明しています。

Lydsec Keypasco ゼネラルマネージャー Cindianne Lin 氏: 「今回の提携は、単なる製品や技術の統合をはるかに超えるものです。それは、デジタル信頼エコシステムを共同で構築する試みです。DNPが持つ日本金融市場での深い実績と、Keypascoが長年培ってきた技術的優位性を組み合わせることで、企業は人、デバイス、そしてAIエージェントに至るまで、フルライフサイクルのアイデンティティ・ガバナンスを確立できるようになります。これはAI時代に最適化された、真の信頼インフラになります。」

大日本印刷株式会社(DNP)の戦略的見解: DNPは、金融セクターにおける身元確認、デバイス管理、および取引セキュリティへの需要が急速に高まっている現状を重く受け止めています。今回の協業を通じて、まずは日本の銀行、証券、保険、デジタル決済市場にフォーカスし、統合された認証ソリューションを提供してまいります。複雑化するサイバー脅威から金融機関のリスク低減を支援し、同時に、デジタル時代の要請である顧客体験の向上と業務効率の最適化に貢献し、戦略的パートナーとして新たな価値の創出に取り組んでまいります。

4. 企業情報

■ 大日本印刷株式会社(DNP)

証券コード: TYO: 7912

概要: 日本を代表する総合印刷会社であり、金融機関向けにeKYCや公的個人認証(JPKI)を活用した高度な本人確認ソリューションを提供。広範な顧客基盤と深いドメイン知識を有する。

■ Lydsec Keypasco Digital Technology Company Limited(Keypasco)

概要: 台湾を拠点とするゼロトラスト・サイバーセキュリティの先駆的企業。特許取得済みのデバイス識別技術や、FIDO、RBA、OOB取引検証などを通じ、世界規模でデジタルアイデンティティ保護を展開。

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